韓国で食べるものといえば大体 観光本で一通りのものは紹介されているのでは
ないだろうか。
日本人の好きなものといえば
サムギョプサル(オーギョプサルのところもある)
参鶏湯
カルビタン
チャプチェ
ユッケ
チーズダッカルビ
チジミ
ジャジャンミョン
冷麺(ネンミョン)
ジャジャン冷麺(ネンミョン)
などなど、 大体一通り決まりきったものになってしまうのではないだろうか。
そこで当ブログではあえて他のものをお勧めしたい!
「韓国なんて来すぎちゃって、もうわざわざ食べたいものなんてないよ」
そんな人こそあえての裏定番を試してみてはいかがだろうか。
まずは第5位!
第5位 ナクチポクム / ナクチジョンゴル
裏定番を教えます!と言っといて普通に有名どころを書いてしまいました。
知っている人は知っているでしょうし、結構紹介もされていますよね。
ナクチ(낙지)というのはテナガダコのことで、比較的小さめのタコのことを
さします。
ナクチポクムというとテナガダコの炒め物のことで非常に辛いことで有名です。
韓国人の中でも「ありゃ―辛い!」と一目置かれる存在です。そのくらい
辛い!でも言えば辛さは調整してくれるはずなので「マイルド プリーズ!」と
しっかりと店員さんに伝えましょう。
そしてナクチジョンゴル。これはテナガダコの入った鍋です。ナクチポクムほどは
辛くないので、日本人にはより食べやすいかと。
そして、わたしがおすすめしたいのはナクチ料理の中でも牛モツ(ホルモン)の
入ったナクチポクム・ナクチジョンゴルです!
これが非常にうまい!わたしは大好きです!
곱창(コプチャン)というのが牛もつのことなのですが、ぜひこの文字が書いてある
メニューを頼んでみてください。タコのぷりぷり感と、モツのタコとは違う脂の
ぷりぷり感がおりなすハーモニーは マシッソヨ(美味しい) の一言に尽きます。
続いては第4位です。
第4位 カンジャンケジャン(カニのしょうゆ漬け)
はい、これも有名です。とんでもなく有名です。
観光本を見ると8ページくらい丁寧に使って解説してくれるほどのところも
あります。
しかし、わたしはこれが大好きだからやはり紹介したい!
名前のまま料理も「カニのしょうゆ漬け」です。
ただ日本と違って韓国のしょう油は甘みがあるので、あまーいしょう油好きな
方にはたまりません。しょう油というとしょっぱいのをイメージしがちですが
こちらは甘みのあるしょう油です。
そしてそのしょう油に、生のカニを漬け込んだのが カンジャンケジャン です。
通称「ごはん泥棒」と言われるくらいご飯が進みます!
生ガニの甘みと、甘味しょう油の甘みがうまくマッチしぐいぐいと食べられちゃいます。
さあ第3、2位です。
第3位 ファンテ クッパ、
第2位 クルクッパ
これは聞いたことのない方が多いのではないでしょうか。
似たような料理で同じ店で出しているところも多いので一つにまとめちゃいました。
ファンテクッパとは鱈のクッパ(ごはんを汁に浸らせたもの)です。なので基本は
スープを思い浮かべてください。汁物の中にご飯が入っている感じです。
その鱈は乾燥させてから汁に漬け込んでいるので、鱈が程よく汁を吸い込み、
更に乾いた鱈が良い感じに出汁をスープに追加するという相乗効果を見事に
発揮している食事です。最初食べたときは正直にいうと「なんだこの味?」
という感じですが、今となっては寒い日にはあれを食べないと冬が来た気が
しません。
そしてクルクッパというのは牡蛎のクッパのことです。
こちらは通常の牡蛎と汁ごはんということにはなるのですが、なんせ出汁が
出てて美味しい。韓国特有の寒さのせいで美味しく感じているだけの可能性も
大いにありますが、やはりわたしが大好きな一品です。
そして堂々の第一位!
第1位 ピョン ヘジャンク
さあ、なんのこっちゃよくわからん料理が出てきました。
大きな骨付き豚肉のスープです。これだけ聞くとカルビタンと何が違う?
という疑問も湧いてくるかとは思いますが、そもそもで言うと肉の種類が
違います。カルビタンは牛肉、ピョンヘジャンクは豚肉です。
んで、このピョンヘジャンクはへジャンクという料理の一種なのですが、
へジャンクは胃腸快調料理と言われており二日酔いの時などに食べると
体調回復に最適と言われております。そして今回紹介しているピョンヘジャンク
以外にも様々なへジャンクがあります!どのへジャンクも牛骨、内臓などから
出汁を取ってのスープがベースとはなっております。非常にくさい味を
想像するかもしれませんが、この料理もやはりいい感じに出汁が出ており
美味しいです!濃ゆいとんかつラーメンのチョイ辛いバージョンを想像して
いただくのがいいのではないでしょうか。
一口食べると、牛骨ベース・牛もつの混ざり合った濃厚なうまみ成分、
そして、そこにエゴマをベースとした葉っぱ臭くない、ゴマを更に
爽やかにした香りが加わり、一気に口の中がピョヘジャンクのスープで
いっぱいになるのがわかるかと思います。そしてそのスープにしっかりと
使った骨付き豚肉、これもとろとろに柔らかくなっており美味しい!
ぜひ一度機会があればお試しください。
お店までは今回は紹介できておりませんが、そのうち紹介したいと
思います。
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