水道水、それは毎日使うもの。

飲めるのか。飲めないのか。飲んじゃいけないのか。

シャワーはどうなのか。体に影響はないのか。

幼い子供への影響はないのか。

気になりますよね。

 

わたしも一家の長です。家族が毎日使う大事な大事な水。

これはやはり安全性を検証する必要があります。

 

わたしが周りの日本人に聞く限り、韓国の水に対するイメージというのは以下のものでした。

1．水道水は飲んではだめ！
2．韓国の水は硬水！女性は髪のトリートメントに気を付けてネ！

 

では実際のところはどうなのでしょうか？

 

1．水道水、飲めるの？

まず、1点目の韓国の水道水について　ですが、韓国人の友人に聞くと一般体には水道水は飲まないというかたが多いです。

なので、家庭に浄水器を設置して水を飲む人、一旦お湯で沸かしてから飲む人、ミネラルウォーターを購入する人　という3パターンに別れるようです。

中には稀に、水道水でも飲めるという韓国人の方もいます（わたしはなんとなく飲むのを避けてはしまいますが。。。）。また、世界の水道水を調べるとアジアでは日本、韓国、シンガポールなど複数の国が挙げられてはいますが、、、、うむ、なかなか気持ち的にはふんぎりがつかないかたが多いでしょうね。

そして日本人の中にも韓国の水道水を飲んでた　という人はいます。

ただし、水そのものが問題がなくとも、韓国のアパートにある貯水タンク、また水道水を通す配管の掃除が行き届いていなく、汚れや菌が紛れ込んでしまうというケースはやはりあるようです。

わたしのアパートでは定期的にアパート内での断水があり、その都度貯水タンクは掃除しているようですが、わたしの知人の中には水道水がサビの匂いがすごくて歯を磨くのもためらう　という方もいます。

そう考えると、水道水を飲料用や料理用に使う場合には浄水器を通す、沸騰させる、ということを実施するのが妥当かと思います。

ちなみに我が家では大人用、そして2歳の子供用にも、料理に普通に水道水を使いますし、コーヒーやお茶を飲む際にも沸騰させたお水を使いますが、今のところこれが原因でお腹を痛めたとかの症状は出ていません。

 

2．韓国の水道水は硬水

そして、続いて硬水について検証していきます。

さて、硬水やら軟水やらいいますが、皆さんそもそもその定義についてご存知でしょうか。

わたしは知りませんでした。

WHOのガイドラインによると以下が定義となっているようです。
（右側は総硬度の数値）

軟水　　　　：　0-60mg/l
中程度の軟水：　60-120mg/l
硬水　　　　：　120-180mg/l
非常な硬水　：　180mg/l以上

 

なんのこっちゃですね。参考に日本の平均的な総硬度は約50-60mg/lのようで、やはり日本は予想通り軟水の国のようです。

では韓国はどうなのでしょう。実は韓国　と一口に言っても、地域によって全く数値が異なることがわかりました。

それぞれの地域ごとの総硬度は以下の通りです。

ユソン　　　：　150mg/l
ソウル　　　：　55mg/l
プサン　　　：　100mg/l
慶州　　　　：　550mg/l

確かに硬水の地域が多いですね。慶州（韓国の東、日本海側に位置する地域）にいたっては500超えです（決してわたしのうち間違えではないです）。

そして更に驚くべきことはソウルは日本と同じレベルの硬度ということです（軟水）。

ということで、韓国は硬水！　という説は　必ずしもそうではなかったということになります。

むしろ、日本からの旅行者が一番多いソウルにいたっては軟水ということになります。

ただし、わたし個人の意見としては数値上は確かにソウルは軟水なのですが、日本のシャンプーや洗剤が泡立ちにくいという現象をソウルで生活をしているわたしは実体験として感じています。

なので、硬度以外の何かの要因で体に影響を与えてはいるのではないかと。

わたし自身、韓国に来てから湿疹が体から出るようになってしまっています。。。
が、これについては原因が水と特定もできていないので、今後の要調査事項としておきます。
うちの子供の場合には特に影響は出ていないので、それは幸いしております。
何か「もしかしたらこれが原因では？」「わたしも韓国に来てから湿疹がでた！痒みが出た！」というかたがいたらぜひ情報交換させてください。

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結論

1．韓国の水道水は原則そのまま飲むことは避けるのが賢明。
ただし、浄水器を通したもの、熱したものは飲むのは問題なさそう。

2．韓国の大多数のエリアは硬水。
が、ソウルにおいては軟水。

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